薬の副作用による脱毛と育毛剤






服用している薬のせいで脱毛になった人は育毛剤は使っても良い?

病気の服用によって薄毛になる

病気などで薬を服用している場合は、その薬の副作用によって脱毛が引き起こされている可能性があります。 薬の副作用で起こる脱毛症状は、成長期脱毛と休止期脱毛の2つのタイプに分けることができます。

成長期脱毛

髪の毛には毛周期があり、毛母細胞の分裂によって新しい髪が生えて太く長く成長している段階が成長期で、毛母細胞の働きが低下し始めるのが退行期、完全に働きがストップして抜け落ちるのが休止期になります。 髪の毛の約90%は成長期に当たりますが、薬効成分によっては細胞の分裂を抑制してしまう薬があります。
例えば、がん治療のために抗がん剤を使用している人は髪がすべて抜け落ちてしまいますが、これは成長期脱毛という脱毛症状で、薬の副作用で毛母細胞が死滅して成長が妨げられてしまうことで起こります。

休止期脱毛

一方、休止期状態の髪は全体の約10%と言われていますが、この段階の髪の毛は一定の期間休んだあとにまた発毛する準備を始めます。 ですが薬の影響で休止期の期間が長くなったり、休止期に入る髪の毛が増えてしまうことがあります。 これが休止期脱毛というもので、ヘアサイクルが乱れると成長期の髪にも影響を与えるので薄毛になってしまいます。 このように薬のせいで脱毛が起きている場合、当然ですが薬の服用をやめれば脱毛症状は改善できます。 ですが、病気によって服用が必要というのであれば勝手にやめるわけにはいかないでしょう。 そこで育毛剤でケアをしよう、と思う方も多いようですが、結論から言うと薬と育毛剤の併用に関しては医師の指示を仰ぐのが安心です。 育毛剤によっては薬への影響がないものもありますが、服用している薬と配合されている成分によっては相性が悪いこともあります。
例えば、ミノキシジルは血管拡張という作用があるので、頭皮の血行を促進して毛根組織の働きを活性化する効果が期待できます。 ただ、血管拡張によって血圧が低下するので、薬の種類によっては低血圧症を引き起こしてしまうことがあるのです。
基本的に育毛剤と薬の併用は問題ないことが多いのですが、安心してしっかり育毛をしていくためには、使用する前には医師に相談してみるのがオススメです。