名作「若草物語」の現代版がテレビドラマ化決定!誰が演じるのか?話題になってますね。
現代日本版「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」が、日本テレビ系新日曜ドラマとして10月からスタート。
150年という経年の風雪にもほころびることなく、今なおも世界中の人たちに愛読されている「若草物語」
著者はアメリカの女流作家ルイーザ・メイ・オルコット。
決して裕福とは言えそうにないマーチ家の四人姉妹の生き様が、多くの共感を呼んでいます。
ドラマは町田家の四人姉妹という設定で、4名の出演者を調べてみました。
堀田真由さん=次女・町田涼役
涼は当初、脚本家になることを夢見てテレビドラマの世界の扉をくぐります。
しかし、そうした願望とは裏腹にドラマ制作会社の助監督として多忙な日々を送る羽目に。
負けん気が強い直情型で、それがもとで周囲とモメてしまうこともしばしばです。
恋とか結婚とかには冷ややかで、四人姉妹で生涯を送っていきたいとの願望を抱いています。
堀田さん自身、やはり原作中の次女・ジョーを多分に意識している節がありますね。
ジョーは小説家志望で、脚本家志望の涼と重なっているようにも思えます。
堀田さんは、そんなコメントを残しています。
脚本中の心温まるセリフに自分自身が励まされたり、ストーリーの展開において涼を取り巻く大きなパワーから、人生にとって何を優先すべきかなどを学ばせてもらっています。
堀田真由(ほったまゆ)さんのプロフィールと芸歴
- 生年月日:1998年4月2日
- 出身地:滋賀県
- 身長:159cm(一部の情報では162cm)
- 血液型:O型
- 所属事務所:アミューズ
- 特技:バレエ
- 趣味:靴下収集
堀田真由(ほったまゆ)芸歴
- 2014年:アミューズオーディションフェスでWOWOWドラマ賞を受賞
- 2015年:配信ドラマ「テミスの求刑」で女優デビュー
- 2017年:NHK連続テレビ小説「わろてんか」に出演し注目を集める
- 2018年:ドラマ「チア☆ダン」
- 2019年:ドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」
- 2019年:映画「プリズン13」で主演を務める
- 2020年:NHK連続テレビ小説「エール」
- 2021年:ドラマ「サロガシー」で主演
- 2022年:NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
- 2022年:アニメ映画「ブルーサーマル」で初の声優主演
- 2023年:ドラマ「大奥」
- 2023年:映画「バカ塗りの娘」
- 2024年:日本テレビ系ドラマ「若草物語」で初主演
堀田真由(ほったまゆ)主な受賞歴
- 2019年:日本映画プロフェッショナル大賞 新人賞
- 2020年:エランドール賞 新人賞
- 2022年:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でニューウェーブアワード女優部門を受賞
ファッション誌「non-no」の専属モデルも務めています。
仁村紗和さん=長女・町田恵役
恵はハローワークで非正規職員として働いています。
結婚願望がやや強く、職場内での恋愛に陥りつつありました。
恋は中々思い通りにいかない場合も。
相手は恵に対し、いつも中途半端な姿勢で結婚をはぐらかしてばかり。
そうした状況にモヤモヤとした不満を感じながら毎日を過ごしているという役柄です。
仁村さん自身、「若草物語」は大好きな物語で、それをモチーフとしたドラマに出演できることに大いなる喜びを感じているとのことです。
長女と言えば、他の姉妹に比してどこか保守的で家庭的な面があります。
こうした微妙な面を仁村さんが何処まで演じてくれるか楽しみですね。
仁村紗和(にむらさわ)さんのプロフィールと芸歴
- 生年月日:1994年10月13日
- 出身地:大阪府
- 身長:164cm
- 血液型:O型
- 所属事務所:サンミュージックプロダクション
仁村紗和(にむらさわ)芸歴
- 2014年:芸能界デビュー(リクルート・受験サプリのCMに出演)
- 2016年:映画「無伴奏」
- 2018年:映画「巫女っちゃけん。」
- 2019年:映画「地獄少女」
- 2020年:NHK連続テレビ小説「おちょやん」(節子役)
- 2021年:NHK大河ドラマ「青天を衝け」(大内くに役)
- 2022年:NHKドラマ「あなたのブツが、ここに」で主演を務める
- 2023年:ドラマ「わたしのお嫁くん」「真夏のシンデレラ」
- 2023年:映画「劇場版 美しい彼?eternal?」「658km、陽子の旅」
- 2024年:ドラマ「若草物語ー恋する姉妹と恋せぬ私ー」
仁村紗和(にむらさわ)の受賞歴
まだ大きな賞の受賞歴はありませんが、若手女優として注目を集めています。
その他として、子役時代から活動しており、成長とともに演技の幅を広げています。
CMやファッション誌にも多数出演。「仁村紗和」という芸名は本名です
長濱ねるさん=三女・町田衿役
温和で心優しい三女・衿は役者志望で、涼と同様、学生時代は演劇部に所属していました。
行く行くは涼の書いた脚本を演じてみたい。
そんな願望を抱くほど涼を尊敬し、また涼の良き理解者でもあります。
しかし、そんなおっとりした衿には、大事な姉妹にも言えないような秘密がありました。
何か奇想天外なストーリー展開が期待できそうな気配を感じますね。
長濱さんは、そんなコメントをしています。
大好きだった名作「若草物語」を、今という時代の多くの人たちに届けられることの意義をしっかりと踏まえていきたい。
長濱ねる(ながはまねる)さんのプロフィールと芸歴
- 生年月日:1998年9月4日
- 出身地:長崎県
- 身長:159cm
- 血液型:O型
- 所属事務所:プライムツリー
- 趣味: 読書、本屋・図書館巡り、音楽鑑賞
長濱ねる(ながはまねる)芸歴
- 2015年: 欅坂46の1.5期生としてグループに加入
- 2016年: シングル「世界には愛しかない」で初選抜入り
- 2017年: 写真集「ここから」を発売し、大ヒットを記録
- 2019年7月: 欅坂46を卒業
- 2020年7月: 芸能界に復帰
- 2020年?2023年: テレビ番組「セブンルール」のMCを務める
- 2022年: ドラマ「君と世界が終わる日に 特別編」
- 2023年: NHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」
- 2023年: ドラマ「旅屋おかえり 長野編」「ウソ婚」
- 2024年: ドラマ「院内警察」「若草物語ー恋する姉妹と恋せぬ私ー」
仁村紗和(にむらさわ)主な受賞歴
アイドル時代の欅坂46としての受賞歴はありますが、個人としての主要な受賞歴はまだありません。
アイドル時代はグループの人気メンバーの一人として知られていました。
- J-WAVE「NTT Group BIBLIOTHECA ~THE WEEKEND LIBRARY~」のナビゲーターを務める
- 雑誌「ダ・ヴィンチ」でエッセイを連載
- 2024年「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」のチェアマンに就任
畑芽育さん=四女・町田芽役
服飾専門学校に通い、行く行くはファッションデザイナーとして成功することを目標に日々奮闘しています。
末っ子にありがちな甘えん坊としてのキャラを覗かせる一方、金持ちとしか結婚しないという超現実的な恋愛観を抱いています。
しかし、ひょんな経緯から不可解な“訳あり沼オトコ”と急接近していくという展開で、ドラマの面白さが期待できますね。
原作での四女・エイミーは、おしゃまながら美術の才能があり、写生を好んでいました。
このあたり芽とやや重なる部分がありそうですね。
畑さんは語っています。
「自分の名前と同じ役名をいただいたことに、何か運命的なものを感じました」
畑芽育(はためい)さんのプロフィールと芸歴
- 生年月日:2002年4月10日
- 出身地:東京都
- 身長:152cm
- 血液型:O型
- 所属事務所:研音
- 特技:ダンス
- 趣味:音楽を聴くこと
畑芽育(はためい)芸歴
- 1歳の頃から芸能活動を開始
- 2015年:アイドルグループPocchimoのメンバーとして活動(芸名:Mei)
- 2018年:ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」
- 2020年:ドラマ「女子高生の無駄づかい」
- 2020年:映画「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」
- 2021年:NHK大河ドラマ「青天を衝け」
- 2023年:映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」でヒロイン役
- 2023年:ドラマ「最高の生徒 ?余命1年のラストダンス?」で地上波連続ドラマ初主演
- 2023年:ドラマ「女子高生、僧になる。」で主演
- 2024年:ドラマ「パティスリーMON」で主演
- 2024年:ドラマ「9ボーダー」
畑芽育(はためい)主な受賞歴
5人姉妹の末っ子でクオーターで、祖父がアメリカ人。
独学で韓国語を習得されています。
学歴:目黒日本大学高校卒業
「若草物語」って、どんな話?
1968年に刊行され、教養小説とも位置付けられている作品です。
舞台は1861年に勃発し、4年間続いたアメリカ国内の内戦である南北戦争の時代。
マサチューセッツ州に生きるマーチ家の四人姉妹の自立と成長を爽やかに描いています。
高潔さと博学さを備えた牧師の父は、南北戦争に従軍して家族とは離れ離れに。
そんな中でも気丈な母・マーチ婦人は、四人姉妹が立派な女性に成長することを願いながら家族を守っていきます。
この作品は作者の自伝的な小説だと言われていますが、作者は物語中の次女・ジョーと自分自身とを重ねているのではないかと思われます。
小説家志望のジョーは、独立心が強く、直情的な性格の持ち主です。
「女性が小説家などを目指すものではない」といった男性中心の社会。
あえて困難に挑み、既成概念とか世間の常識の壁を乗り越えようと努力していきます。
女性の地位向上と社会的な自立とを訴えるとともに、困難に屈することなく、前向きに生きようとすることの大切さが作品からにじみ出てきます。
世界中の読者から支持されている要因は、おそらくこの辺にあると思われます。
ドラマ若草物語の見どころ
ドラマでは、恋愛、仕事など人生の難題に翻弄されつつも、一途に生きようとする四姉妹の生きざまがコメディータッチで描かれています。
一方、原作では内戦下という緊迫した状況における四姉妹が主人公です。
当然ながら、コメディーとはかけ離れたものであることは言うまでもないでしょう。
例えば、牧師として従軍した父が戦地で危篤状態に陥ってしまうシーンがあります。
家族が父の見舞いに戦地に向かう旅費すら工面できずにいます。
豊かな時代に生きる現代人にはちょっと想像できないシーンですね。
そんな中、姉妹の一人が誇りとしていた美しい髪を切り、それを売ったお金で母のマーチ夫人が戦地に向かいます。
しかし、家族の絆、他者に寄り添う心、困難に立ち向かう気概といったものに共感するのは昔も今も変わらないでしょう。
こうした時代のギャップという負荷を背負いながら、四人の若き女優さんたちが原作の底流にあるオルコットの人生観、価値観にどこまで肉迫することができるのか。
この辺りが大きな見どころとなるでしょう。